「2011つうくり市民会議」開催レポート

「2011つうくり市民会議」は10月1日(土)13時30分より、東区プラザホー ル(旧イトーヨーカドー)にて150名を超える参加者(スタッフ含)を得て開催されましたが、今回は本年3月11日に発生した東日本大震災をふまえて、宮城県気仙沼湾の牡蠣養殖業者で「森は海の恋人」運動提唱者の畠山重篤さんをお招きし、「巨大津波と向き合って」と題する講演を柱に据えた記念すべき「つうくり市民会議」となりました。

大熊 孝会長は開会挨拶で、「3.11以後、私たちには新しい生き方が問いかけられている。津波も豪雨も自然は怒りまくっているように見えるが、これから自然とどうかかわっていくか考えていかなければならない。つうくり市民会議の活動も10年以上経過してきたが、今後の活動の方針や川の改修工事のあり方をどう進めていったらよいのか、[つうくり・魅力づくりプラン2010]の策定を昨年から進めているので、その具体化に向けて議論を深めてゆきたい。本日の講演にはそのヒントがあると思うのでご清聴をお願いします。」と参加者に語りかけました。

畠山重篤さんが講演で語られた要旨は、次のとおりです。

1.津波の第2波は10メートルを超える水の壁となって押し寄せ、その光景は映画の天地創造を連想させた。高台にある我が家より下の建造物はあっという間に流された。

2.気仙沼の街は水攻めの後火攻めに遭い、亡くなった人が1000人を超え、500人近くが行方不明となり、体育館がお棺で埋まっていた光景は忘れられない。93歳の母親を街中の施設に預けていて津波で亡くしたことが、慙愧に耐えない。

3.津波は地震と違ってケガ人は少ない。生か死かに分かれる。生死の分かれ目は「高さ勝負」だ。平地で海から離れようとしてもダメだ。「4階以上」無いと安心できない。

4.私の地元では一生に二回津波に遭うと言われているが、なぜそんなところに住むのかと問われれば、「目の前の海があまりにも豊かだから」と答えるしかない。私の地域の住民には、津波や海を恨む心情は無い。津波はしかたがないと諦める気持ちがある。

5.私の家では4代100年に渡って牡蠣の養殖業に取り組むことになるが、私が一番心配したことは、「海は壊れてしまったか?」ということだった。しかし、巨大津波から2ヶ月後には海に続々と生き物が戻ってきて、息子たちにも牡蠣養殖を再開する勇気が湧いてきた。それから養殖のイカダ作りを進めている。

6.海がよみがえった最大の要因は、海に注ぎ込む大川と背景の森林が健在で、海の生き物の基盤となる植物プランクトンに光合成を促進する鉄分を供給してくれているからだと確信している。海の濁りが落ち着いた2ヶ月後には光合成を開始したのであろう。

7.その他新潟への提言として、次の二つの話がありました。①県の水産業予算は少ないと思う。海のおかずが沢山獲れれば米の消費は進む。②通船川のヘドロはバクテリアに食わせて改良すべきだ。そのためには鋼鉄と炭素の組み合わせが有効である。

「2011つうくり市民会議」は講演の後、(1)つうくり市民会議からの提案(川づくり案2010)、(2)「東山ノ下小学校と通船川」(児童による活動発表)、(3)通船川・栗ノ木川の記憶風景(デジタルアーカイブス)などが行われ、16時30分に閉会しました。 (世話人:佐藤哲郎)

 

9/20会津・阿賀野川流域シンポジウムのご案内

副代表の相楽さんから、9/20会津・阿賀野川流域シンポジウム(主催:会津流域林業活性化センター)の案内が届きました。

内山 節さんの講演(90分)があります。平日ですが、都合のつく方はぜひご参加ください。シンポジウムの情報を、会員、友人、お仲間にお伝え下さい。主催者が、新潟からバスで喜多方会場まで送迎します。

9/20(火)pm1:00~4:30

会津・阿賀野川流域シンポジウム「森を活かした地域づくり」

会場:喜多方プラザ文化ホール・小ホール

シンポジウムのチラシは、ここをクリックしてご覧ください。

8/7第11回・早出川清流スクールが開催されました。

今年も真夏の川の学校、「早出川清流スクール」が五泉市早出川赤羽地内太川橋下で開催されました。(9:30~14:00)この取り組みはNPO法人・五泉トゲソの会の主催で開催されていますが、後援5団体のひとつとして新潟水辺の会はカヌー体験の支援に世話人の安田さんと佐藤の二人が参加して参りました。

 

募集人数は150人程度、参加した親子は、「着衣泳の体験」「投網の体験」「カヌー体験」のプログラムを楽しみ、昼食には豚汁のサービスもあって、真夏の太陽の下で1日川と遊び、川に学びました。

カヌー教室は大人気!15艇のシングル・カヤックと3艇のカナディアン・カヌーは、4回転入れ替えても空いた艇が無いほどでした。そのつど基本的なパドル操作の指導を受けて、参加した親子は熱心に笑顔でカヌーを楽しんでいました。

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