Dr.Big Bearの川講座
「この『川講座』は、川の専門家といわれる大熊 孝・新潟水辺の会顧問が、川の専門用語などをやさしく解説するとともに、川と人との関係を歴史的に振り返り、時事的問題にも触れながら、未来の川と人とのあり方を追求する講座です。少しづつ解説が増えていきます。時々、アクセスして、お楽しみいただければ幸いです。
- 映画『阿賀に生きる』30 周年記念イベントのお知らせ
- 「流域治水の最前線 シンポジウム『温暖化時代の水害政策を求めて』」の動画が公開されました
- 大熊 孝著「洪水と水害をとらえなおす~自然観の転換と川との共生~」出版と予約受付のお知らせ
- 「潟の記憶展」
- 西日本豪雨災害(2018年7月)に思う―倉敷・小田川水害を中心に
- 日本人の伝統的自然観と治水のあり方―究極の治水策は400年前にある
- 『みんなの潟学―越後平野における新たな地域学』出版記念シンポジウムのお知らせ
- 放送大学公開講座「越後平野の開発と残された潟群の意義」のお知らせ
- シンポジウム2018『潟と人の共存する未来』のお知らせ
- 「河川工学者三代」出版記念会ご案内
- 書籍「河川工学者三代は 川をどう見てきたのか」発売中です。
- 講演録 「水と自治-技術にも自治がある?」
- 大熊孝顧問関連のイベント情報(2016年2~3月)
- 魂が還りたがる時空間? -映画『阿賀に生きる』が問いかけるもの-
- 通船川(阿賀野川古道)でカヌー遊びができることを知っていますか?
- 皆川袈裟雄著『よみがえれ!早川堀』の紹介
- 「本家の災害」と「分家の災害」、そして「免疫性」
- 信濃川ミニ講座(動画)
- 「2014通船川の歴史と環境」ミニ講座
- 2013年大熊孝先生を囲む会・補講のお知らせ
- 「霞堤」は誤解されている
- 矢代川の破堤氾濫に関する覚書
- 「川博士」大熊孝さんと読む“オオバンクラブ物語”のご案内
- 公共事業は文化をつくれるか?
- 「技術にも自治がある」-土木学会誌2012年5月号掲載論稿-
- 河川横断構造物のあり方を考えるー川と人との触れ合いを再考するー
- 自然との共生①-みずつち芸術祭と越後平野の鎧潟復活について-
- 紀伊半島・高岡輪中堤の崩壊-熊野川左支川・相野谷川の水害調査-
- 2011年7月新潟・福島豪雨災害の特徴-その4・雨の降り方は変わったのか?
- 2011年7月新潟・福島豪雨災害の特徴-その3・晒川ダムの中止について-
- 2011年7月新潟・福島豪雨災害の特徴-その2・ダムの効果について-
- 2011年7月新潟・福島豪雨災害の特徴ーその1-
- 洪水と水害の違い
- 堤外・堤内についての補論
- 堰と水門の違い?
- 川の右・左―上流を向くのか、下流を向くのか?―
- 堤防を挟んで、どちらが堤内、堤外?
- 簗(やな)は楽しい!
- 川とは?
- ダムへの認識を改めるー自然と共生する持続的社会の構築のために
- 大熊孝最終講義 「川のあり方と水辺のまちづくり」―技術の普遍性と地域性―(骨子)
大熊 孝顧問の略歴
- 1942年8月台北市生れ。引き揚げ後、高松、千葉、長岡、新潟に住む。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了後、新潟大学工学部助手に着任、講師、助教授、教授を経る
- 2008年3月定年退職、同4月新潟大学名誉教授。
- 1987年より「新潟の水辺を考える会」代表を務め、2015年7月より顧問。
専門は河川工学、土木史。自然と人間の関係がどうあればいいのかを、川を通して研究しており、川の自然環境を守るとともに、治水・利水のあり方を地域住民の立場を尊重しながら考察している。
著書に、「利根川治水の変遷と水害」(東大出版会、1981)、「洪水と治水の河川史」(平凡社、1988、2007年文庫本化で増補)、「日本土木史」(技報堂、1994、共著)、「川を制した近代技術」(平凡社、1994、編著)、「川がつくった川・人がつくった川」(ポプラ社、1995)、「日本のダムを考える」(岩波ブックレット、1995、共著)、「技術にも自治がある-治水技術の伝統と近代-」(農文協、2004)、「首都圏の水があぶない-利根川の治水・利水・環境は、いま-」(岩波ブックレット、2007年、共著)、「社会的共通資本としての川」(東大出版会、2010、編著)などがある。
大熊先生並びに古い河川堤防に興味をお持ちの方へ
「霞堤」の定義、機能については難しい問題があるのですね。
ところで、富山県高岡市を流れる荘川に、切れ切れの古い堤防が何本か残っているのはご存知でしょうか。近くに住む旧家の知人の案内で1年ほど前に見てきました。古い地図も残っていました。
これがどれほどの価値があるのか、無いのかわかりません。大熊先生とは「阿賀に生きる」関係の集会で何度かお会いしており、その折にでもお聞きしようと思っていました。しかし体調不良とのこと、昨年、今年とお会いできませんでしたので貴会へ連絡させていただきます。もし興味あり方がいらっしゃればご連絡ください。
2018.5.16 WM