Dr.Big Bearの川講座

「この『川講座』は、川の専門家といわれる大熊 孝・新潟水辺の会顧問が、川の専門用語などをやさしく解説するとともに、川と人との関係を歴史的に振り返り、時事的問題にも触れながら、未来の川と人とのあり方を追求する講座です。少しづつ解説が増えていきます。時々、アクセスして、お楽しみいただければ幸いです。

大熊 孝顧問の略歴

  • 1942年8月台北市生れ。引き揚げ後、高松、千葉、長岡、新潟に住む。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了後、新潟大学工学部助手に着任、講師、助教授、教授を経る
  • 2008年3月定年退職、同4月新潟大学名誉教授。
  • 1987年より「新潟の水辺を考える会」代表を務め、2015年7月より顧問。

専門は河川工学、土木史。自然と人間の関係がどうあればいいのかを、川を通して研究しており、川の自然環境を守るとともに、治水・利水のあり方を地域住民の立場を尊重しながら考察している。

著書に、「利根川治水の変遷と水害」(東大出版会、1981)、「洪水と治水の河川史」(平凡社、1988、2007年文庫本化で増補)、「日本土木史」(技報堂、1994、共著)、「川を制した近代技術」(平凡社、1994、編著)、「川がつくった川・人がつくった川」(ポプラ社、1995)、「日本のダムを考える」(岩波ブックレット、1995、共著)、「技術にも自治がある-治水技術の伝統と近代-」(農文協、2004)、「首都圏の水があぶない-利根川の治水・利水・環境は、いま-」(岩波ブックレット、2007年、共著)、「社会的共通資本としての川」(東大出版会、2010、編著)などがある。

One comment

  • WM

    大熊先生並びに古い河川堤防に興味をお持ちの方へ

     「霞堤」の定義、機能については難しい問題があるのですね。
     ところで、富山県高岡市を流れる荘川に、切れ切れの古い堤防が何本か残っているのはご存知でしょうか。近くに住む旧家の知人の案内で1年ほど前に見てきました。古い地図も残っていました。
     これがどれほどの価値があるのか、無いのかわかりません。大熊先生とは「阿賀に生きる」関係の集会で何度かお会いしており、その折にでもお聞きしようと思っていました。しかし体調不良とのこと、昨年、今年とお会いできませんでしたので貴会へ連絡させていただきます。もし興味あり方がいらっしゃればご連絡ください。
      2018.5.16 WM

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