新入会員・渡辺 勇さんのお便りを紹介します。

1年に満たない短い期間でしたが、新潟水辺の会の事務局長を務めさせていただきました佐藤哲郎です。個人的な事情で4月末に退任させていただきましたが、世話人・会員の皆様には未熟な私をご支援いただき、お世話になりましたことに厚く感謝を申し上げます。今後は一会員として、通船川の川掃除やカヌーによる親水活動を続けながら、郷土新潟の水辺環境について考え、行動して参りたいと思っております。よろしくお願いします。

 

5月に入りまして、10日(土)にはカヌーによる親水活動、11日(日)には川掃除活動を行いましたが、その双方に新入会員となった渡辺 勇さんが参加されました。渡辺 勇さんは新潟市西区山田(新潟ふるさと村に近い)にお住まいですが、興味を持って通船川周辺を散策していたおりに、万代高校端艇部のカヌー練習風景に出会い、そこで万代高校の江龍田先生から当会の川掃除活動のことを聞いて、10日(土)朝に自発的に私たちの活動に参加して来られました。(下の乗船写真の後列右端が渡辺さんです。)DSC00301 10日は川掃除ではなくカヌーによる親水活動の日でしたので、私たちは渡辺さんを関屋分水~信濃川のカヌー体験にお誘いし、渡辺さんは生まれて初めて、船で山の下閘門を通過する経験と、信濃川でのカヌー漕ぎを体験することになりました。(どちらも渡辺さんには、驚きと感動であったようです。下の写真はカヌーの前座席で漕ぐ渡辺さんです。)DSC00318 渡辺さんは翌日の通船川の川掃除にも初参加されましたが、通船川のゴミの状況とヘドロの状況に驚いた様子でした。また、思った以上にハードな仕事であったと思います。(下の写真は、川掃除船の中央に腰掛けている渡辺さんです。)CIMG4578 しかし、川掃除終了後に恒例の野外昼食を共にした渡辺さんは、その場で当会への入会を申し出られ、会費2千円を差し出されました。そして、来月から川掃除に参加することを楽しみにしているとおっしゃいました。(渡辺さんには、水辺だより87号をお持ち帰りいただきました。下の写真は、昼食を共にして、カメラに向いた渡辺さんです。)008 後日渡辺さんには、10日の親水活動と11日の川掃除に初参加された写真をプリントして郵送いたしましたが、渡辺さんからとても感動的な返信ハガキが返って参りましたので、下記に転記して皆様にご紹介申し上げます。(私の入会時の初心と重なる思いがいたしました。) この数年、年に1人・2人という少人数ではありますが、通船川の川掃除活動および親水活動に賛同して、自発的に参加・入会する仲間が現れ、とても心強い思いがしております。この活動に集う仲間は、それぞれが人生経験を踏んで、知恵と洞察力を身に備えた面々ですが、賛同し納得できる活動には、愚直に汗を流し、夢中で遊び、屈託なく笑い合える、そんな本来のNPOらしい活動の場が形成されてきていることが、とても貴重に思える昨今です。(下は、渡辺 勇さんから届いたハガキです。読みやすいように活字にした文章がその下にあります。) 渡辺さんのハガキ<渡辺 勇さんからの返信ハガキの文面は以下のとおりです> 先日は親しくお仲間入りをさせていただき、2日間を楽しく過ごさせていただき、有難うございました。又本日は、会報紙をお送り下さり、感謝申し上げます。全てが初めての体験でした。パドルのひと漕ぎひと漕ぎで顔にかかる水しぶきが、何とも言われぬ爽快感と、目線が水面に近く、舟べりを打つ波の音も心地よく、心癒しの日でした。異常天候、人間の飽くなき欲望からの自然破壊、一方で貧困からくる乱開発、海水温の上昇、南海トラフ地震、富士山噴火・・・私どもがあの世で昔話をしている頃、この地球はどうなっているのでしょうか?果たして人類は生存していることやら・・・といった事は考えずに、ひたすらノーテンキに生きてきました。この辺で心を入れ替え、川掃除に邁進します。2~3回は川に落ちるを覚悟の忠告がありましたが、信濃川ならいざしらず通船川ではペットボトルとヘドロと仲良くなりたくありません。先回の反省を含め、次回はゴム長、ゴム手、それにマスクを用意して臨みます。楽しみにしていますので、どうぞよろしく。

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