「第2回信濃川・環境大河塾」開催

河川環境を考えるダム見学ツアー

「第2回信濃川・環境大河塾」案内チラシ(PDF)

信濃川は、長さ367kmを有する日本を代表する大河です。1930年代に始まった国策の電源開発事業によってダムや発電所が作られ、信濃川・千曲川は一変しました。支川の犀川では、発電による取水のため洪水時以外、ダム直下は一滴の水も流れない無水区間やほとんど流水のない減水区間ができました。また、信濃川中流域では、西大滝ダムからJR宮中ダムを経て小千谷発電所までの間の約63kmの減水区間も生まれました。

 

その結果、鮭やアユなどの魚類の遡上・降下が断たれ、川は水生生物の気配もなく、人との関わりの無い川になっています。一方、JR宮中ダムで作られた電気は、首都圏を走る電車の23%を賄っていますが信濃川沿いのJR飯山線はいまだ電化されず、これらのことを首都圏の人達はほとんど知らない状況です。

 

なお、近年、この減水状況を解消するため、西大滝ダム、宮中ダムからの維持流量を増やすことが検討され、現在、その水利権の改訂作業が進んでいます。この信濃川・千曲川・犀川のダムの現状を見学、自らの目と身体で実感して、魚が棲み、水生植物が茂り、人との関わりのある本来の「川らしい川とは何なのか」を考えるツアーです。自然災害、エネルギー(水力発電)、河川環境について一緒に考えてみませんか。

 

日時:平成23年8月23日~24日 1泊2日4食付

参加費:¥8,000円

宿泊地:長野市大岡 聖山パノラマホテル

締切り:7月30日

 

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