湊まち新潟歴史ウォーク2014報告

8月23日(土)湊まち新潟歴史ウォーク2014の第4回「水運で活用されている水路散策」の運営を当会が担当し、実施しました。参加者40名を4班に別け、ミニ講座・山の下閘門見学・通船川乗船体験・川風サロンを順番に巡るという内容でした。

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本日は青空のもと気温も高すぎず、爽やかな風が吹くなど天候にも恵まれました。

山の下排水機場4階の会議室では、大熊代表、山岸副代表によるミニ講座が開かれました。「通船川の歴史と環境」と題し、通船川の成り立ちから環境の変遷が紹介されました。

一昔前と比べれば、ずいぶん水質が改善されたとは言え、川底のヘドロをどう処理するかなど、参加者からも意見が飛び出しました。

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続いて山の下閘門が開く様子を見学しました。セクター式ゲートの開閉は、日本海と通船川の水面の高低差が約2メートルあることが実感できるもので、一気に大量の水が溢れる様子は迫力があり、参加者も興味深く見学していました。

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河口の森へ移動してからは乗船を待つ間、「川風サロン」で麦茶で喉を潤しながら川について懇談しました。

当会員の加藤功さんからは、通船川の水質を理解してもらうために透明度測定器を利用し、参加者に阿賀野川との水質の差を目で確かめていただきました。

佐藤哲郎さんは、参加者からミニ講義を聴いた感想や通船川への意見などを自由に発言してもらうサロン運営を担当。また「越中おわら風の盆」の胡弓演奏者でもある佐藤さんから胡弓の生演奏で通船川のほとりにひと時、風情ある空間の演出をしていただきました。

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続いて今回、参加者が一番楽しみにしていたであろう通船川での乗船体験。

船長の横山通さんによって河口の森〜新松崎かわせみ橋予定地までの往復を4便運行しました。斎藤務さん、笹子雅司さん、Hさんが乗船のお手伝いです。

横山船長の解説で巡る40分間の通船川の船旅。おそらく初めて水面から通船川を眺める参加者の方々には、工場群、貯木場、朽ち果てそうな鋼矢板など、どのように映ったのでしょうか?

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またこの日は、9月に開催される2014つうくり市民会議用の映像収録で、普段、通船川でで練習を行っている万代高校短艇部(カヌー部)の様子をラジコンマルチコプターで撮影を行い、同時に乗船体験した方たちの映像も放映する旨の告知しました。

空撮による通船川の映像は、今までに無い視点からのもので、9月の公開が楽しみです。

また佐藤さんから通船川での乗船体験を呼びかけるチラシが配られ、帰りがけの参加者から、また乗りたいので仲間と相談してみるなどの声を頂き、これからの通船川での活動をPRする試金石になりそうな予感がしました。

最後にかつての通船川を知る参加者から、何時の間にか通船川の水質が少しは改善され、ゴミが減り、河口の森が出来、舟遊びが出来る様になっていたのには驚いた。という声を頂きました。当会の活動が着実に進んでいる証拠だと思い、嬉しい一言でした。

(ご指摘を受け一部修正しました。)

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