2015 年鮭稚魚の市民環境放流 第2弾レポートその2

予定を大幅に遅れましたが長野県を巡る鮭稚魚の市民環境放流(2015年3月14日(土)~15日(日))のレポートその2の報告です。

 

3月15日(日)鮭稚魚放流2日目、最初の放流地は長野県木島平村ケヤキの森公園脇の馬曲川です。

2015木島平02

午前9時半、到着後、川へ降りるための道付けを行ないました。

 

2015木島平03

新潟から参加のボーイスカウトの子供達も除雪のお手伝いです。

 

2015木島平01

木島平小学校の児童が育てた稚魚を含む2万尾を放流です。

 

2015木島平05

木島平村の日台正博村長も駆けつけてくださいました。

 

2015木島平04

木島平村小学校の関孝志 校長先生が児童が200尾の稚魚を育ててくれた様子をお話しくださいました。

 

2015木島平06

いよいよ放流の開始です。馬曲川まで稚魚のバケツリレーです。

 

2015木島平072015木島平08

まだ冷たい雪解け水に元気に泳ぎだしていく稚魚を見つめていました。

 

2015木島平09

最後に横断幕を掲げ「帰って来てね!」と記念撮影。

子供26名を含む64名が参加してくれました。

 

2015寒川01

続いて今年初めて放流を行なった飯山市寒川での稚魚放流です。

寒川では2009年9月30日に2尾の鮭が発見されています。

東京電力信濃川発電所の方々も参加していただき、川までのバケツリレーで稚魚を運びます。

 

2015寒川02

東京電力の方々が川へ降りる階段を作ってくださいました。

 

2015寒川03

5000尾を放流。33名が参加。

 

2015寒川04

最後の稚魚を東京電力信濃川電力所・ 津留 猛彦 副所長が放流して下さいました。

 

2015寒川05

5000尾を放流。33名が参加。

 

 

2015西大滝01

西大滝ダム下流の野沢温泉村での稚魚放流です。

 

2015西大滝07

 

栄村小学校では200尾を育てて頂きました。

渡辺要範校長から4年後に鮭が帰ってくる事を期待しているとのお話をいただきました。

 

2015西大滝02

同じく稚魚200尾を育ててくれた飯山市立岡山小学校・小林 治雄校長から

心を込めて放流して欲しいとお話いただきました。

 

2015西大滝03

東京電力と共に川へ降りる道付けをしていただいた高水漁業協同組合・宮本惣次理事が

海の無い長野県だけど鮭が登ることを期待するというお話を頂きました。

 

2015西大滝04

ここでも毎回恒例のバケツリレーです。今回の放流で一番多い25000尾を運びました。

皆さん、ありがとうございました。

 

2015西大滝05

学校で育てた稚魚に続いて、どんどん運ばれてくる稚魚を放流します。

稚魚達は雪解けの千曲川を元気に泳ぎだしていきました。

 

2015西大滝06

子供32名を含む71名で記念撮影。

 

2015津南町01

最後は新潟県に戻り、津南町での稚魚放流です。

 

2015津南町02

津南町教育委員会・桑原正 教育長から、また戻っておいでと声を掛けて放流して下さいとお話しくださいました。

 

2015津南町08

東京電力信濃川電力所・ 津留 猛彦 副所長から、川の水の恵を大切にしましょうとお話をいただきました。

 

2015津南町03

そして二日間、稚魚放流に同行し協力頂いたJR東日本信濃川発電所・水越貴信副所長から、今後も鮭稚魚放流に協力していきたいとお話をいただきました。

 

 

2015津南町09

中魚沼漁業協同組合が育てた鮭稚魚20000尾を放流します。

 

2015津南町04

こちらも川までの距離が結構あり、人海戦術のバケツリレーを展開しました。

 

2015津南町05

地元の子供達を中心に鮭稚魚の放流開始です。

 

2015津南町06

新潟県に入り、信濃川と名前は変わりますが、川の道は一本です。いつの日か信濃川、千曲川が、かつてのように鮭の遡上で賑わう日を願わずにはいられません。

 

2015津南町07

子供12名を含む50名で恒例の記念撮影です。

 

15年稚魚放流-佐久市千曲川

この日の午前中は長野県佐久市内の千曲川で初めての鮭稚魚放流が行なわれました。

信州水環境マップ・ネットワークの方々が動いて下さり、新潟水辺の会・山岸副代表が放流の指導をする中、800尾の稚魚放流に子供41名を含む72名に集まっていただきました。

ありがとうございます。

 

15年度稚魚放流参加者数

今期の稚魚放流数総計・約23万尾、参加者649名(内子供236名)でした。

「水枯れの大河・信濃川にサケの道を拓く」として新潟水辺の会が2007年から活動して来た鮭稚魚放流も、今回で一応の一区切りを迎えました。

長野県内での協力者も増えた現在、鮭発眼卵の河床埋設という新たな取組みへと発展して来ています。

 

 

※この事業は三井物産環境基金の助成を受けて実施しています。

 

 

2015 年鮭稚魚の市民環境放流 第2弾レポートその1

長野県を巡る鮭稚魚の市民環境放流を2015年3月14日(土)~15日(日)の日程で行ってきました。先日の速報に続き、詳細を2回に分けてご報告致します。

3月14日(土)午前7時20分、新潟からの参加者を乗せ新潟駅南口を出発したマイクロバスは、北陸自動車道を走り上越から長野市を目指しました。

妙高山

今回の鮭稚魚放流は2日間とも好天に恵まれ、道中、妙高山もハッキリと見えました。

小布施P

小布施パーキングで鮭稚魚を育てて頂いた木島平村の持田養魚場さんの車と合流。

長野市へ向かいます。

長野市裾花川01

10時30分、長野駅の西側を流れ犀川に合流する裾花川の放流地へ到着です。

すでに大勢の市民が集まっていました。

裾花川稚魚放流 (5)

会場となった場所は裾花川水系漁業協同組合の事務所がある脇で、市川組合長さんの

協力を得て今回初めての鮭稚魚放流が実現しました。

この場所では昨年12月に発眼卵の河床直まき埋設放流も行なわせていただきました。

裾花川稚魚放流 (7)

新潟水辺の会・大熊代表による鮭の生態の説明に子供達も興味津々。

かつて信州と鮭と深い繋がりがあった事を初めて知った子供達も多かったようです。

長野市裾花川02

放流した鮭稚魚は30,000尾。集まった市民は83名(内子供27名)でした。

裾花川稚魚放流 (3)

参加した皆さんのほとんどは鮭稚魚の放流が初めての様で、ハケツの中から裾花川へ泳ぎだす稚魚をジッと見つめていました。

裾花川稚魚放流 (6)

最後は、参加者で記念撮影。放流した稚魚に「帰って来てね。」と皆で声を合わせました。

浦野川稚魚放流

午後からは長野県上田市にある「上田 道と川の駅」そばの浦野川で鮭稚魚放流を行ないました。

今年で4回目という事もあり、毎回楽しみにしている親子連れも多かった様です。

浦野川稚魚放流 (1)

ここ上田には2010年と2012年に、それぞれ鮭が遡上しています。

65年振りに遡上した鮭の標本を前に、上小漁業組合長の富岡組合長様をはじめ千曲川河川事務所・長谷川副所長様、上田市地域交通政策課・藤澤課長様なども駆けつけていただきました。

髙橋大輔教授

続いて長野大学の髙橋教授から放流の際の注意点について説明がありました。

髙橋教授は発眼卵の河床埋設でも協力いただいています。

2015浦野川01

いよいよ鮭稚魚の放流開始です。浦野川では20,000尾の放流を行ないました。

2015浦野川02

2万尾の中には上田市南小学校の児童が育てた稚魚200尾も含まれています。

発眼卵から育ててくれた皆さん、ありがとうございました。

2015浦野川03

浦野川では144名(内子供66名)の参加がありました。

2015浦野川04

3尾目、さらに沢山の鮭が上田に戻ってくる事を願って横断幕を前に参加者で記念撮影。

上田市半過公民館01

稚魚放流の後は、近くにある上田市半過公民館で児童による活動発表会が行なわれました。

上田市半過公民館02

発表の前に、マルチコプターによる信濃川下流域から千曲川の空撮影像を観て頂きました。食い入る様に見つめる子供達の表情が印象的でした。

上田市半過公民館03

最初に日本ボーイスカウト新潟連盟 黒埼第一団による演劇仕立ての鮭の一生の発表です。

上田市半過公民館04

続いて上田南小学校の児童による鮭の発眼卵からの成育発表です。

皆それぞれに育てて感じた事を発表してくれました。

上田市半過公民館05

最後は信州上田千曲川少年団による、昨年11月に新潟へ来て、加茂川と能代川で

実際に鮭の遡上を観察した感想を発表して頂きました。

上田市半過公民館06

発眼卵を育てていただいたNPO法人うるわしの里・小泉様。

上田市半過公民館07

最後は皆で記念撮影。こうして鮭稚魚放流1日目は無事、終わりました。

2日目の様子は「2015 年鮭稚魚の市民環境放流 第2弾 レポートその2」でお伝えします。

 

※この事業は三井物産環境基金の助成を受けて実施しています。

 

 

 

 

12月世話人会および望年会

2014年を締めくくる世話人会および望年会のお知らせです。

 

例年は水辺シンポジウム開催後に望年会を開催しておりますが
今年は長野市で水辺シンポジウムが開催されたため、
12月22日(月)世話人会後に、小規模ではありますが
望年会を持ちたいと思っております。

 

「かくれんぼ」 (新潟県新潟市中央区古町通5番町607)
19時30分から会費4000円

参加ご希望の方はメール、電話等でお知らせください。

 

また望年会の前に開かれる世話人会へ参加いただき
今年の総括を共に語っていただくのも大歓迎です。

世話人会も望年会も会員の方ならどなたでもご参加いただけます。

望年会の会場が分からない場合は、世話人会で合流し会場へ移動も可能です。

世話人会 17時30分 会場:新潟市民活動支援センター

(新潟市中央区西堀前通6番町894番地1 西堀6番館ビル3F)

 

2014忘年会

ご不明な場合は、長谷川までご連絡ください。
よろしくお願い致します。
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事務局長 長谷川 隆(電話:090-1932-2153 メール:thing@rose.ocn.ne.jp)

 

 

 

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