韓国・蔚山訪問記-1

私はどこかへ行った時、大雨が降っていなければ朝の散歩に出かけ、その街の歴史や建物などの様子を見て廻ることを心がけている。旅ではどうしても点と点の移動になって、その地での匂いや良さを味わえないものが多い。夜の街を訪ねるのもよいが、朝陽を浴びながら全く知らない土地を歩くのも良いものである。

 

今回の蔚山市に滞在中もホテル付近を毎朝散歩してみた。私たちの泊まったホテルは、街の中心部のロータリー近くにあった。地下2階、地上8階建てのホテルで、昨年来られたキム・チャンギョ共同代表も若い頃に地下にあるダンスホールによく通ったという老舗のホテルであった。

 蔚山市で泊まったオリンピアホテルと8階からのロータリー風景

 8階の部屋の窓から見える6方向に道が伸びるロータリーと、蔚山市の老舗ホテルのオリンピアホテル

 

韓国2日目、午前5時30分ホテルを出た。ホテル前の大通りは、片道4車線と3車線の7車線と大変広く作られている。ホテルの近くに蔚山大公園があるらしいのでその方面に向かった。ホテルを出る時フロントで方向を聞いてからと思っていたが、朝早く誰も居なかったので韓国語の書かれた地図を見ながら、朝陽とは反対方向の西を目指した。

後で知ったのだが蔚山大公園は総面積364万㎡余りで、ニューヨークのセントラルパークよりも大きく、東京ディズニーランド(51万㎡)の6倍に当たり、韓国を代表するSK途が蔚山市に寄付した公園であった。

 大通りの歩道橋から東西を眺める

 時差のない韓国の5時30分はまだ車が少ない

 

日本での地図は、隅の方に距離を計る線がだいたい書かれ、現在地と目的地の距離を測ることが出来た。だが、今回いただいた地図にはそれが無かった。その上地図には目印となるものに文字が書かれているが全て韓国語で書かれているため、私の向かっている方向が間違っているのかの検討がつかなかった。まあいいや、30分間(2km)程歩いて見当らなければ戻れば良いと。結果は南に行くべきであった。この付近は蔚山西女子中学校、鶴城高等学校などがある文教地区になっていた。

蔚山西女子中学校、鶴城高等学校

 校門には日本語で学校の名前が書かれていた

 

バス停などには朝早くから出勤する人とおぼしき人々が車を待っている。多分会社の車であろうマイクロバスが来ると次々に乗ってゆくのを、お上りさんよろしく眺めながら、約40分ほど歩いた。右手の丘に、何かの大きな門が見えたので公園だろうと思いそこへ入ろうとしたがおかしいので止めた。門にはバリケードとともに衛兵が居た。そこは韓国軍の兵舎へ入るための道であった。

 バスを待つ人と軍人が門を固めていた

6時前でもバス停や交差点付近には出勤の人が多い 韓国軍の門にはバリケードが

 

朝食時間も気になったのでホテルに引き返えすことにしたが、ただ戻るのではおもしろくないので、大通りより右手の路地に入っていった。100mも入ると住宅街になっている。韓国の住宅を見るのは初めてである。

道路両側に車の列の路上駐車

 大通りから一歩入ると両側の路上に車がびっしりと駐車

 

韓国の違法な路上駐車の問題は蔚山市のホームページ(※1)に載っていたので少しは知っていたが、住宅街では幅の狭い道路で両側に延々と車が泊まっている。進行方向右に駐車している車だけでなく、反対方向に向いた車も多い。更に二列駐車、そして多分違法程度が高く、違反切符(?)を切られた車があった。

街中の駐車と違反切符を貼られた車

 左ハンドルなのに左に停めてある車も多い 違反切符と思われる紙を貼られた車

 

相当高価と思われる乗用車が路上で駐車されていることには驚いた。昨年来られた訪問団の通訳をしていたヨ・ユニさんご夫婦は3000CCの車をお互いに所有していると言っていたが、蔚山では1家に2台の割合で所有していると、韓国も車社会であることを改めて感じた。

だが、あれだけ道路に車が駐車されているが、ここまでの道路にゴミは見当たらなかった。

 道路はきれいになっている

 まだ6時前なのにゴミひとつない通り、バス停付近もきれいであった

 

朝早いが家の前に20L入りのゴミ袋が置いてある。新潟市はカラス対策として色を黄色としたがここでは青であった。路上に置いておいてもゴミ袋がカラスなど鳥に食いちぎられた形跡がない。帰ってから調べると、生ゴミと一般ゴミと分けて出すことになっていた。生ゴミは処理シールを近くのスーパーなどで購入しなければならないとの事で新潟と同じであった。

 韓国蔚山市のゴミ袋

 

ちなみに一般ゴミの20ℓ袋は600ウオン、日本円で60円と新潟市に比べ3倍である。通訳の方に聞くと、私が起きるより早くから街中を清掃する方が居るとの事であった。これだけゴミ袋が高くて経済的負担が大きいにも関わらず、いつもきれいな川や道路を維持している蔚山市と市民に敬意を表したい。

 ゴミ袋価格

蔚山市と新潟市のゴミ袋価格の比較(蔚山市、新潟市のホームページより)

 

蔚山より帰って丁度1週間目の昨日、船で通船川の水質調査を行った。だが5月12日に清掃した通船川には多くのゴミがあちこちにあった。その上、ゴミの集まる場所に魚も集まるとの事で、ゴミのプカプカ浮かぶ処に多くの釣人が糸を垂れていた。

何と蔚山市と違うことか。

「通船川の釣人の方よ、6月9日の通船川清掃に集まりませんか。これからの次世代の人々の為に」

2に続く

ゴミの浮く通船川で釣をする人々 

ゴミのぷかぷか浮いているそばで釣をする人達(通船川で、2013.6.2撮影)

 

蔚山市の日本語ホームページ

 http://japanese.ulsan.go.kr/common/Index.do?method=init&func=select&PGM_GBN=index

ここでは蔚山市の日本語の映像も見れます。

 

(※1) 蔚山市ニュース2013.4.15発

◆バス搭載型、違法駐停車取締り「効果抜群」

6ヶ月運営、試行前と比べ一日平均137件→39件に71.5%減少

市内バス運行速度、時速最高6.5km改善、、、社会的費用、大幅削減

 

蔚山市内の主要幹線道路の交通渋滞や、交通事故防止、また公共交通の定時制の確保に向け導入された「バス搭載型違法駐停車取締りシステム」が、運営6ヶ月目を迎え、持続的な効果をあげていることが分かった。

蔚山市は、運行中の市内バスに取り締まりカメラを設置し、違法駐停車を取り締まる「バス搭載型違法駐停車取り締まりシステムを、昨年8月より試験的に始め、9月より今年2月までの6ヶ月間運営した結果、2つの市内バス路線(127番、401番)において、合計4,801件(月平均800件、一日平均39件)を検挙したと発表した。

昨年8月(試験運営期間)の一日平均137件で、その後9月53件、10月41件、11月42件、12月33件、1月29件、2月33件となっており、減少傾向が続いている。

2月(33件)の取り締まり件数は、昨年8月に比べ(137件)まさに75.9%の減少となった。

交通管理センターITSシステムを通じ、市内バスの運行時間と運行速度を分析した結果、取り締まりシステム試行前に比べ、市内バスの運行時間は、試行前の片道80分から9月76分、10月74分、11月72.5分、12月72分、1月71.5分、2月73分となり、平均で7分(片道)短縮となった。

市内バスの運行速度も、最高、時速6.5kmまで改善された。

蔚山市は、バス搭載型取締りシステムを導入することで、道路沿いの違法駐車を減らし、交通渋滞をなくし、また市内バスの定時制も確保し、市民の交通の便宜を図るのはもちろん、燃料費削減等、社会的費用の削減効果や、環境汚染誘発要因の減少にも、寄与しているとした。

取り締まりの現況をみると、車種別では乗用車が87.3%で最も多く、主要取り締まり区間はサムサン路、方漁津循環道路。中央路の順となっており、時間別では帰宅ラッシュの18時から19時30分までが27%と最も多く、曜日別ではあまり差がないことが分かった。

蔚山市関係者は「バス搭載型取締りシステムの導入により、市民に、道路沿いに法駐車すると検挙されるとの意識が働くようになり、違法駐停車が大幅に減少したと見られる」と述べた。

蔚山市は先端取り締まりシステム導入運営により、違法駐停車大きく減ったことに伴い、下半期にはその他の路線での拡大を検討している。

バス搭載型違法駐停車取り締まりシステムは、市内バスにナンバープレート認識用高性能カメラを取り付け、同じ路線を運行する先行車両が一次撮影した後、後行車両が2次撮影し、その後5分経過しても駐停車している場合、取締りが確定するシステムである。

現在、蔚山市は127番(コッバウィ⇔太和江駅)と401番(ユルリ⇔コッバウィ)市内バスの各3台、合計6台に取り締まりカメラを装着し、昨年9月より取締りを行っている。

取り締まり時間は、平日は午前7時30分から午後7時30分までである。

 

韓国・蔚山(ウルサン)市の水辺事情に学ぶ  訪問レポート

5月23~26日の4日間、新潟市の友好交流事業の一環として、交流協定都市である韓国・蔚山(ウルサン)市を訪問し、産業都市であるとともに環境都市として発展する蔚山市の水辺事情を学んでまいりました。

蔚山市は釜山(プサン)の北北東50kmに位置する日本海に面した産業都市で、現代自動車など韓国を代表する企業が集積し、50年前には8万人程の人口の町でしたが現在では117万人の大都市へと発展しています。

訪問団の構成は、新潟市職員2名(諸橋さん、齋藤さん)、新潟水辺の会から10名(大熊夫妻、梶、大崎、香田、山岸、加藤、横山、長谷川、佐藤)、計12名でした。

 

<5/23・1日目>

仁川(インチョン)空港に降りてからバスで鉄道の駅に向かい、韓国の超特急KTXに乗って約2時間、16:21に蔚山(ウルサン)駅に到着しました。

蔚山駅では、昨年7月に新潟市に来訪した太和江(テファガン)保全会幹部の皆さんのなつかしい顔が、私たちを出迎えてくれました。

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一行は蔚山(ウルサン)市役所に入って、パク・メンウ市長と市の幹部職員による歓迎行事に臨み、汚染河川の代名詞であった太和江(テファガン)の水質を10年かけて改善し、最悪の公害都市を最高の環境都市に変えてきた経過について、ビデオ映像と市長の誠実な語り口で、説明をいただきました。

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韓国の排水基準は川・海を汚さないという目的がはっきりしています。統一基準はBODで10mg/Lです。(日本では20mg/Lです。)大きな河川の基準はさらに厳しく設定されていて、蔚山(ウルサン)市を流れる太和江(テファガン)の基準は3mg/Lですが、この都市の自主的な努力で、現実の排水はなんと1~2mg/Lという水準が維持されているそうです。ここまで浄化して川に流す努力を続けたなら、太和江(テファガン)が泳げる川になったのは当然です。(本年4月実施の太和江の水質調査結果は、BOD2.3mg/L、SS6.8mg/L、PH8.0だそうですが、日本の環境基準にあてはめるとAからBランクに相当し、水道水としての利用可となります。)

市長は、経済発展による所得の向上を環境改善に向けていると語っていました。市長はさりげなく語られましたが、この言葉はとても重要だと感じました。工業生産の水準と一体のものとして、環境水準も国際的水準に引き上げるのは当然のこととする理念と熱意が伝わってきます。市(行政)と市民と企業は三者一体となって協力し、厳しい排水基準を守っています。(違反者への罰則は重いのです。)市長の言葉では、お互いの共存のために話し合いと協力が進められてきたということですが、市長の決断力の背景には、市民の強い支持がありました。

この国の、この都市の、若々しい発展過程と真っすぐな目的意識、曖昧を排する緊張感が、産業都市と環境都市の両立を実現させているようです。環境を守るルールの徹底には、重い罰則も辞さないという社会風土を垣間見て、儒教立国ゆえにお上の威光が効くのか、政治生命を賭して取り組む首長の覚悟によるものなのか、戦時下に置かれてきたこの国の引き締まった空気によるものなのか、様々な思いがめぐりました。

理想や目的が風化し、曖昧列島と化した現在の日本では失われてしまった、引き締まった空気と気概(志)と言えるものが、韓国・蔚山(ウルサン)市にあったと言えますが、それは重い課題として私の心に残りました。

新潟市において通船川などの水質改善が、ある時点から一向に進まぬ現状と、行政・企業・市民の姿勢を顧みると、行政は何に配慮しているのか、企業は社会的教訓から何を学んだのか、市民は地域の未来を考える主体になっているのか・・・という点において、私たちの国と地域の様子は、気概や志を失った無気力な老人のようだと思い知らされました。(県が定めている通船川下流の環境基準はDランクで、BODは8mg/L以下、SSは100mg/L以下とされていますが、水道水としての利用はもちろん不可ですし、釣った魚は食べる気になれず、泳ぐ気にもなれませんね。)

私は日本以上のスピードで工業発展と都市集中を進めている韓国社会の諸事情を、すべて手放しで称賛するものではありませんが、上記の点については、今回の訪問で、それでいいのか!と「喝(かつ)」を入れていただいた思いがいたしました。

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蔚山(ウルサン)市の歓迎行事の最後には、訪問団一人ひとりの感想に市長がコメントされるという場面があり、表敬訪問の常識を超えたパク・メンウ市長の誠実な対応に、訪問団一同が感動いたしました。

 

<5/24・2日目>

太和江(テファガン)保全会の案内で、太和江展望台と太和江大公園~クルファ下水処理場~現代自動車~ソンアムごみ焼却場を見学させていただきました。

蔚山(ウルサン)市の市街を西から東へ貫いて流れる太和江(テファガン)は大河ですが、千メートルを超える山並みがせまっていて長さは47.5kmです。蔚山(ウルサン)市の水がめとして複数のダムと湖があり、これらの調節によって太和江(テファガン)の水位は一定に保たれています。

蔚山(ウルサン)市民が愛する十里竹林と太和江大公園、そして太和江展望台は、蔚山市街地の西端、太和江(テファガン)の河口から遡って7kmの地点にあります。

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太和江(テファガン)は「水半分、魚半分」(中国的で大げさな表現ですが)と言われていて、魚が泳ぐ姿がよく見えました。川にも周辺の散歩道にもゴミが見えませんでしたが、区域別に管理する公団があって、住民やボランティアが清掃しているそうです。

太和江大公園は十里竹林を保全・復元し、川と竹林を連携して自然生態系を観察・体験するなど市民に自然環境の大切さを感じてもらう場となっており、竹林と市街との間の8万坪の空間はポピーや菊など四季おりおりの花畑が広がる市民の憩いの場となっています。

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今では美しく管理されている十里竹林(シムニデバッ)は、国の防災対策で伐採される計画でしたが、市民から保存運動が起きて(太和江保全会が中心となって運動)7万人の署名を集めて闘い、蔚山(ウルサン)市当局も市民の側に立って尽力することによって、国の施策を断念させることができたという話でした。竹林と市街の間の運河公園とお花畑についても、市民の1坪買い取り運動をきっかけにして、市が居住地域の買収と運河や藪地の整備を進めて、広大な花の公園が整備されたということです。訪問時には、「春の花祭り」が開催されていました。

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若い都市蔚山(ウルサン)市の、環境問題に敏感で行動的な市民の姿と、その支持を受けて積極的に環境都市を創ってきた市長の姿が見えてきました。

クルファ下水処理場の見学では、管理目標値BOD2.8mg/Lに対して実際に放流されている水質は1.5mg/Lであると説明を受けて驚きました。

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現代自動車の工場排水処理場の見学においては、特に塗装処理に使った排水の処理が重要との説明を受けました。物理的処理、化学的処理、生物学的処理を経て会社から出る排水は20mg/L(国の基準は90mg/L)ですが、これを市の施設で再処理して上記の水準(1.5mg/L)まで下げてから川に放流されるそうです。現代自動車は市に対する年間処理料金として10億ウォン(1億円)を支払っているそうです。

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ソンアムごみ焼却場の見学でも、新潟とは異なる蔚山市のシステムに学ばせていただきました。ごみの分別は、リサイクルごみ、一般生活ごみ(不燃物含)、生ごみ、の3種類です。一般生活ごみは不燃物を除いてから高熱炉で焼却しますが、生ごみは微生物による分解処理を施してから残存物は焼却して灰としセメントに加工するそうです。ごみの処理過程で発生するガスについては、熱利用するために近くの化学工場へパイプで送られていました。

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ごみの袋は地区ごとに色分けされており、ルール違反があれば地区の責任として罰金が科せられるそうです。このへんも社会的ルールを守ることへの徹底ぶりが感じられて、とかく責任不在になりがちな曖昧な風土に住む私には、好ましく思えたくらいです。

 

<5/25~26.3~4日目>

3日目は太和江(テファガン)保全会の案内で、蔚山(ウルサン)市内観光を楽しみました。コースは、瑟島(スルド)灯台~大王岩(テワンアム)~大谷(テゴク)博物館~大谷(テゴク)ダム~盤亀台(パングデ)岩刻画です。私たちはおかげさまで、蔚山(ウルサン)の自然美と歴史の深さを、たっぷり味わうことができました。

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また、4日目の午前中には空港まで送っていただく途中、加藤清正が城を築いた跡という鶴城(ハクソン)公園を見学させていただきました。

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蔚山(ウルサン)から空路で京城(ソウル)に戻ってから、仁川(インチョン)空港に向かうまでの時間を利用して、都市の中に造られた奇跡の川と言われた清渓川(チョンゲチョン)の現在の様子を散策して参りました。大都市の中の川に魚が泳ぎ鳥が遊び、都市住民のオアシスになっているようです。大熊代表は川の水をすくって口にふくんでいましたが、以前よりきれいになっていると語っていました。この環境を造ることに政治生命をかけて取り組んだ首都の首長が、大統領にまで登りつめることができる国が韓国なのです。                                                                       (報告者:佐藤哲郎)

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大熊代表以下新潟水辺の会会員9名が、蔚山(ウルサン)市の招待で韓国訪問

5月23日(木)~26日(日)の3泊4日、大熊代表、梶副代表などと新潟市環境対策課、国際課の職員など総勢12名が、蔚山市の招待で環境交流のため韓国を訪問します。

参加者

・新潟水辺の会会員:大熊孝代表、梶 瑶子副代表、大熊 宏子、大崎 信子、香田 和夫、山岸 俊男、長谷川 隆、横山 通、佐藤 哲郎、加藤 功の10名

・新潟市環境対策課:齋藤 雅志氏、国際課:諸橋 武志氏の2名

 

新潟・蔚山両市は、平成14年に日韓共催のワールドカップ・サッカーの開催地に選ばれたことをきっかけに両都市間で少年サッカーの交流が始まり、平成18年新潟市で交流協定を締結しています。

昨年の7月新潟市の招待で、韓国蔚山市の(社)テファ河(太和江)保全会一行13名が新潟に来訪し、新潟水辺の会会員と共に新潟市への表敬訪問、信濃川、阿賀野川、通船川、西川、新川、佐潟、福島潟、鳥屋野潟などを見学し水辺交流を行い、親交を深めました。

今年は相互交流により訪問することになりました。

27日-4新潟市役所を表敬訪問

昨年の篠田市長への表敬訪問

蔚山市は韓国南東部にある港湾都市で、観光都市でないため日本人にはあまり知られておりませんが、人口119万人の韓国第7位の重化学工業都市です。1950年代まで小規模な農漁村(20万人)でしたが、昭和37年特定工業地区に指定され市に昇格。製油、自動車、造船などの大規模工場が次々と進出し、韓国経済発展の原動力である重化学工業の拠点として成長してきました。韓国の「産業首都」と呼ばれる最大の工業都市です。年間150万台の生産量を誇る現代自動車の工場をはじめ、世界的規模の造船所、石油化学工場を中心に工業が発展しています。

ウルサン訪問地地図

韓国の地図と蔚山市訪問予定場所

蔚山市は新潟と同じく都市の真ん中をテファ河(太和江:約47km)が流れています。10数年前までテファ河は産業化と都市化によって大変汚れた川になっていましたが、朴市長を先頭にスピード感をもって水質を改善し、この川で水泳大会ができるまでになったとの事です。河川環境、特に水質については私たち新潟市の先を行っているもので、特にそれらについて学んで来ます。

蔚山市訪問スケジュール

5.23-26 全体日程

帰国後、参加者による報告記を連載する予定ですのでお楽しみに。

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