三人委員会 山梨(清里)哲学塾 開催案内

三人委員会哲学塾は「そもそも思想はローカルである。」を原点に、静岡県掛川市で1997年に開催以来、長野県飯山市、群馬県片品村とバトンを繋ぎ、本年からは議論の場所を山梨・清里に移し哲学塾の原点に立ち戻り、延々と議論していきたく開催します。(大熊 孝)

 

 糸口テーマ:ローカルな思想の存在価値は変化したのか!

(1)開催日時:平成25年2月8日(金)~10日(日)

(2)開催場所:山梨県北杜市清里 萌木の村及びその周辺

参加費用:基本コース(2泊3日を基本とします。):30,500円

哲学塾2012チラシ 

内山節メッセージ:

資本主義、国民国家、市民社会が三位一体で展開してきた近代以降の時代は歴史的な限界に来た、いま私たちはそんな時代に暮らしているのではないでしょうか。とするとどうすればよいのか。その答えを見つけ出すために、皆様と議論をしたいと思っています。誰よりも議論を欲しているのは、私自身です。

 

大熊孝メッセージ:

私が属する新潟水辺の会では、この6年間、信濃川上流の千曲川で鮭の稚魚放流を続けてきました。途中に東京電力の西大滝ダムとJR東の宮中ダムがありますが、ダムから下流への放流量を増やし、鮭が長野県まで戻るようになりました。クリーンエネルギーと言われる水力発電を減らし、鮭を遡上させることにどのような意義があるのでしょうか?このローカルな事実は、縄文時代から続いてきた鮭文化と近代のエネルギー問題をどう共生させるのか、その具体論が問われています。思想はローカルな事実から変革されると考えます。

 

鬼頭秀一メッセージ:

3.11以後の混沌とした状況の中に、新たな可能性をいくつか見て取ることができる。放射性物質汚染の問題、低線量被曝の問題、防潮堤建設の問題、いずれも、深刻で、解決不可能で立ち尽くしか方法がないような大きな問題である。しかし、そのような事態の中で、今までなかったような動きがあり、今の時期だからこそ初めて見えてくるようなものも出てきた。

私たちはそのような新しい種とも言えるようなものをこれから育てていき、表面的には、絶望の中でも希望を育てていくことをしていきたいと思う。そのことを真摯に議論してみたい。

 

 三人委員会-山梨(清里)哲学塾

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