韓国ウルサン市「(社)テファ河(太和江)保全会」新潟来訪-1

平成24年7月26日(木)~29日(日)の2泊4日の日程で、韓国ウルサン市(蔚山)の(社)テファ河(太和江)保全会一行13名が新潟市の招待で新潟にお見えになりました。

新潟・ウルサン両市は、平成14年に日韓共催のワールドカップ・サッカーの開催地に選ばれたことをきっかけに両都市間で少年サッカーの交流が始まり、平成18年新潟市で交流協定を締結しました。

ウルサン市は韓国南東部にある港湾都市で、観光都市でないため日本人にはあまり知られておりません。1997年までキョンサンナム(慶尚南)道に属していましたが、広域市昇格とともに道から分離した人口119万人の韓国第7位の重化学工業都市です。1950年代まで小規模な農漁村(20万人)でしたが、昭和37年特定工業地区に指定され市に昇格。製油、自動車、造船などの大規模工場が次々と進出し、韓国経済発展の原動力である重化学工業の拠点として成長してきました。韓国の「産業首都」と呼ばれる最大の工業都市です。年間150万台の生産量を誇る現代自動車の工場をはじめ、世界的規模の造船所、石油化学工場を中心に工業が発展しています。

ウルサン市は新潟と同じく都市の真ん中をテファ河(太和江:約47km)が流れています。10数年前までテファ河は産業化と都市化によって大変汚れた川になってしまいました。

テファ河保全会は、太和江の環境保全・浄化、環境調査等の学術研究を通して、太和江流域を快適な生態環境にするため、環境保全の奉仕団体として1989年に設立された団体で、この川で水泳大会ができる水質にまで戻すなど、環境活動を熱心に行っている団体でした。

テファ河保全会のURLはhttp://www.taehwagang.or.kr/(全文韓国語)

昨年、新潟に来る予定でしたが東日本大震災により延期となり今年度の訪問となりました。同じ水辺環境に携わる当会が新潟市内を案内することになり、大変暑い中でしたが、信濃川、阿賀野川、通船川、西川、新川、佐潟、福島潟、鳥屋野潟などの見学、新潟市への表敬訪問などを行いました。そして新潟水辺の会と交流を深め、本日午前9時30分新潟空港より韓国にお帰りになりましたので報告します。

7月26日(木)午後7時20分 新潟空港到着ロビー集合。早く着くかもしれないと新潟市国際課の金子さん、諸橋さん、大熊代表、梶副代表、大崎世話人、山岸世話人、大熊宏子世話人、長谷川世話人と加藤も9名が、早く新潟空港に着いたのですが飛行機は15分遅れの8時10分着との事でした。そして飛行機が着いて約30分後、ようやくウルサン市一行13名がゲートを出てきました。

もう9時少し前となり皆さん挨拶もそこそこに、電灯の消えはじめた空港よりマイクロバスで夕食会場に向かいました。

今回の訪問団は、金 昌奎(キム チャンギョ)共同代表以下男性5名、女性5名に、ウルサン市関係者3名でした。

日本酒で乾杯し短い時間でしたが意見交換を行い、明日朝8時に会いましょうと10時前にお別れしました。

2に続く。

 

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