2012年-第9回 身近な水環境の全国一斉調査

今年も6月第一日曜日を中心に、第9回の身近な水環境の全国一斉調査が行われています。昨年は東日本大震災の影響で、全国では940団体、5,660地点、新潟県内では、47団体で335地点の河川など、例年より若干少ない水質調査でした。

今年も新潟では、新潟水辺の会、五泉トゲソの会、日本ボーイスカウト新潟連盟黒埼第1団、新潟市民大学講座有志、越後新川まちおこしの会、ビオトープ管理士会、西蒲原土地改良区などが参加して3日、県内の水質調査が行われました。また、中旬にかけて多くの団体が調査を行います。

信濃川中流、西川の水質を測定のビオトープ管理士会1班の方々

信濃川下流部、中ノ口川の水質を測定のビオトープ管理士会2班の方々

下越の海岸の河川の水質調査中の新潟水辺の会-梶班

途中の河川では近くの住民の方より、原発からの放射能測定をしているのかと聞かれた一場面もありました。また福島潟放水路、新発田川放水路では、COD(化学的酸素要求量)は2~4と見た目は良いのですが、SS(浮遊物質量)が計器で計れない(万の単位)程のあり、今後原因の調査を進めなくてはならない箇所もありました。

新川の水質とゴミ状況を調査中の越後新川まちおこしの会の山岸さん

新川では全体に水質が悪く、ゴミが溜まっている箇所があちらこちらに見られた。来週の日曜日新川水系の一斉清掃があるのでその際、取れるだけゴミを取り除きたいものです。

加茂川、五十嵐川の山間部を調査の新潟市民大学の丸山さん

加茂から三条の山の鹿熊川では、昨年の7月に起きた新潟・福島豪雨被害の爪あとがまだあちらこちらに残っていました。川筋の近くの田んぼは豪雨の際多くの石が流れ込み、約1年経っても田んぼに石が残って田植えが出来ない所が多々見受けられました。

今年は通船川を管理している県の担当者と一緒に、通船川の最上流部から最下流まで、船に乗って水質調査とゴミの状況及びヘドロの溜まり具合の水深測定を12日に実施することになっています。終わり次第水質調査結果をホームページにてお知らせします。

 

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