信濃川・千曲川の鮭を遡上させる活動の状況報告-4

◆上田道と川の駅 おとぎの里「秋穫祭」

 

11月3日(日)、うす曇でしたが、上田道と川の駅 おとぎの里の「秋穫祭」が盛大に開催されました。

上田市 道と川の駅 おとぎの里-秋穫祭

上田道と川の駅 おとぎの里の「秋穫祭」の様子

新潟水辺の会も昨年に引き続き山岸副代表と加藤が「鮭のちゃんちゃん焼き」を上田の方に鮭を食べていただくため伺いました。千曲川を望める上田道と川の駅で、信濃川・千曲川の鮭復活や「鮭の稚魚放流支援サポーター基金」のPRをやってきました。

上田市 道と川の駅 おとぎの里-秋穫祭①

  今年は雨が予想されたためテントの中深く作業場が作られました

  上田市 道と川の駅 おとぎの里-秋穫祭⑤

1年ぶりに鮭のちゃんちゃん焼きをしてきました

 

秋穫祭の行事は、恒例の千曲の大鍋“芋煮”、“きのこ汁”、“手打ちそば”そして、新潟水辺の会の“鮭のちゃんちゃん焼き”や“カラオケのど自慢大会”などの他、上田道と川の駅ウオーキングやクイズ大会、ご当地アイドル「アップル学園応援部」など盛りだくさんでした。

上田市 道と川の駅 おとぎの里-秋穫祭③

           唐猫と鼠が戦い岩を食いちぎって逃げたと伝説の残る、日本百景奇岩「岩鼻」
大熊代表も参加予定でしたが体調不良により取りやめとなった為、開会式の挨拶は山岸副代表が現在の鮭の遡上状況を説明しました。

  上田市 道と川の駅 おとぎの里-秋穫祭⑥
国交省千曲川河川事務所長と山岸副代表のあいさつ

上田市 道と川の駅 おとぎの里-秋穫祭④

ご当地アイドル「アップル学園応援部」のアイドルステージ

 上田市 道と川の駅 おとぎの里-秋穫祭②

 上田道と川の駅 おとぎの里恒例の千曲の大鍋“芋煮”、“きのこ汁”

 

午後2時を過ぎると千曲川からの風が強くなり、鉄板の火も消えるようになり困りました。

11月9日には昨年に引き続き、信州上田千曲川少年団約30名が新潟の川に遡上する鮭をみるためにやってきますので加茂川及び能代川にご案内し、「鮭のちゃんちゃん焼き」をご馳走することになっております。

 

3時に秋穫祭は終わり新潟に帰る時3年前の2010年10月20日、65年ぶりに千曲川で鮭が発見された中山ヤナを訪ねました。このヤナには2012年11月14日にも鮭が発見されて話題を呼んだ簗場です。

二度も鮭が発見された上田の中山ヤナ

2010.10.20の中山ヤナ 65年ぶりの鮭の遡上、2012.11.14同じアナに再び鮭が

  65年ぶりに鮭が発見された上田の中山ヤナ

2度目の鮭の発見した日は水もきれいで穏やかな千曲川の中山ヤナ(2012.11.14)

 

しかし、10月18日に台風18号の通過した千曲川は、2500m3/sの流量がこのヤナ場を飲み込んで壊滅的な状況となっていました。

上田の中山ヤナ場台風被害

あの当時の面影を探すことの出来ない位でした。今後復旧するには相当の日数が必要とのことでした。来年3度目の鮭の遡上する時までに復旧していることを祈って新潟に戻りました。

信濃川・千曲川の鮭を遡上させる活動の状況報告-5へ続く

 

※この活動は三井物産環境基金の助成を受けて行っています。

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