川掃除での熱中症に注意を

恥ずかしながら私も、先日の晴天の中での新川清掃が終わってから、熱中症で気分が悪くなりました。山岸さんから救急車を呼んでいただき市民病院に搬送されました。救急救命センターで点滴を受けて一泊しようやく回復し自宅に帰ってきました。

今回の反省点として、帽子をしなかった事。船での川清掃であるためトイレを気にして水分補給を怠った事があります。皆様も外ではくれぐれも帽子の着用と、水分補給をするように心がけて活動してください。　　加藤　功

6月23日（日）、新潟水辺の会の船外機エンジン8ＨＰと横山さんのご協力をいただき、「新川でチョット良いことゴミ拾い」を合言葉に、新川水系の一斉清掃が越後新川まちおこしの会主催（西地区公民館、日本福祉医療専門学校の共催、新潟市西区役所の協力）で、今年も午前9時より晴天の中、内野中学校の生徒さんたちなど約100名が参加して行われました。

毎回清掃終了時間は11時と決めてあるのですが、4班に別れて清掃を行うため、どうしても帰りがバラバラとなりいつも少人数での記念撮影でした。そこで今年は実施する前に全員で記念撮影を行いました。

清掃チラシと、新川一斉清掃に参加の内野中学校の生徒さん、皆川組さん

新川は今から193年前に、西蒲原平野の悪水（湛水）を海に放出するため地元の庄屋などの願人が資金を集め、人力で掘った川です。当時、西川の下に底樋という木製の水路トンネルを通したもので全国的にも大変珍しい、川と川が立体交差している場所です。

新川と西川が立体交差している

西川が流れる水路橋が新川の上を架かっているため、下の新川を船で潜り抜けることは出来ません。その為船を使った川清掃は、水路橋を挟んで上流と下流に別々な船を用意しなくてはならないのです。

9時より大潟排水機場班、新川上流班、新川下流班、新川上流川船掃除班に分かれて清掃は始まりました。

晴天の新川上流部川岸のゴミ拾いをする参加者

新川上流川船掃除班の乗船者はベテラン船長の横山さん、皆川組の桑原さん、越後新川まちおこしの会の若杉さん、それと加藤の4名が船に乗り込みました。

若杉さんの話では、先週の大雨で新川河口排水機場のポンプがフル稼働していたので、ゴミを大部分ゴミ置場に持って行ったので川ゴミもすくないだろうと言っていました。だが、通船川同様に両側の草の茂みの中にあるわ、あるわ、水路橋より100ｍも行かない内に船には、ゴミ袋で足の踏み場も無いくらいペットボトル、空き缶、空き瓶が集まりました。

 陸揚げする時数えたら袋数で60個と、テレビ1台、自転車2台がありました。

今回の一斉清掃で約300ｋｇのゴミが集まった

これまで十数回川船の川ゴミ掃除をやってきましたが、一度船に乗り込むとゴミを降ろすまで船を下りられないためトイレに行けないことが多々あります。今回も船を係留してある場所からの移動もあり、朝の水分は7時前の朝食のみでした。

 11時にゴミを陸揚げした後、船に取り付けたエンジンを外しました。船を朝あった場所に戻し、ようやく水分補給と思いお茶をいただき飲みました。その時頭が重いことに気が付き、少し車の中で休んでいましたが一向に頭の重さは引かない上、今度は吐き気がしてきました。

これはまずいと思い、近くにいた山岸さんに救急車の手配をお願いしました。救急車の中では衣服が汗をかいたことで寒気がしてくるわ、四肢の痙攣、吐き気に参りました。

後で当日の気温を聞きましたが最高気温25.1度との事でした。

市民病院到着後症状を聞いてから点滴を行い、午後2時過ぎようやく吐き気はおさまりましたが頭の重さは引かないうちに深い眠りに落ちました。

翌日朝、担当の中野先生とお話しましたが、私のようにトイレを気にして熱中症にかかる大工さんが毎年かつぎ込まれる事があるそうです。毎年やっている川清掃ですが、新川のあまりのゴミの多さに頑張りすぎ、このような結果になったのではないかと反省しています。

今回初めてのものばかりでした。熱中症、救急車、病院に入院、点滴など体験し、改めて普通の体調の素晴らしさを実感した次第です。

誰にも知られたくないことですが、誰にも身近に起こりえる事ですのでお知らせさせていただきました。