記憶される美しい水辺を、次の世代に継承してゆきたい。

特定非営利活動法人 新潟水辺の会

「潟の記憶展」

「砂丘館」では「鎧潟の記憶」をテーマにした企画展を開催します。また、会期中には「潟をめぐるセミナー − そこでは風土と生活と人がいつも握手していた」も3回開催されます。

 

画像をクリックするとチラシ(PDF)をダンロードできます。

 

会期:2019年8月6日(火)~10月6日(日)09:00~21:00(休館日 月曜日(8/12,9/16,9/23は開館)8/13,9/17,9/24)

会場:砂丘館(旧日本銀行新潟支店長役宅)新潟市中央区西大畑町5218-1

観覧無料

展示内容 ・石山与五右衛門の写真 ・樋口峰夫の日本画 約 20 点 ・国見修二の詩・アクアデザインアマノ製作のネイチャーアクアリウム ・鎧潟(1960 年代)の大版地図 ・潟舟、漁具など

展示作家 天野 尚(写真家、水景クリエーター)・石山 与五栄門(写真作家、元巻郷土資料館館長)・国見 修二(詩人)・樋口 峰夫(日本画家)

 

会期中の催し

潟をめぐるセミナー
− そこでは風土と生活と人がいつも握手していた

1. 潟はどうしてできたのか・鎧潟をめぐる暮らし
8 月 17 日(土)14:00-16:00 講師:澤口晋一(国際情報大学教授・地理学)・中島栄一(潟東歴史民俗資料館館長)

2. 潟の生き物たち さかな・鳥・植物…そしてアクアリウムのこと
8 月 31 日(土)14:00-16:00 講師:志賀隆(新潟大学教授・植物分類学)・井上信夫(生物多様性保全ネットワーク新潟)・大岩剛 (アクアデザインアマノ)

3. 鎧潟の記憶から未来の潟を考える
9月 15 日(日)14:00-17:00 講師:大熊孝(新潟大学名誉教授・河川工学)・国見修二(詩人)・斎藤文夫(郷土史家・写真家)

 

各回定員30名/参加料500円/要申し込み
申し込みは砂丘館へ電話・ファックス(いずれも025-222-2676、E-mailで(申し込み受付開始8月7日)

 

 

 

日本人の伝統的自然観と治水のあり方―究極の治水策は400年前にある

公益財団法人 後藤・安田記念東京都市研究所が発行する月刊誌『都市問題』2018年6月号「特集:豪雨災害にいかに備えるか」に掲載された論文です。出版社の許可を得て掲載します。

タイトル「日本人の伝統的自然観と治水のあり方―究極の治水策は400年前にある」

著者 大熊 孝(新潟大学名誉教授)

リード文より

明治以降、人間が自然を支配して、洪水を征服するという考え方が強くなったが、それは、日本人の伝統的な自然観とは合わないようだ。

「山川草木悉有仏性」。自然のなかのあらゆるものは平等であるのに、人間のみが“欲”を持つ“うしろめたい存在”なのである。

そのことを自覚して、自然に対して謙虚になるところから始めたい。

 

全文はPDFにてお読みください。

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